笠間気まぐれ散歩,第7回は,
菓匠「ふる川製菓」をご紹介いたします。
ふる川製菓を訪ねてみると・・・,こんな張り紙が。
45歩ぐらいなので,とりあえず一安心。すると,目に飛び込んできたのは,
漆黒のシャープなデザインの建物で,ギャラリーかとおもうような装いに,
ここが本当に和菓子屋さんなのか,と戸惑いつつ周りを見まわしてみると,
「ふる川製菓」の看板を発見。移転案内に偽りは,ないようです。
暖簾をくぐって店内を入ると,漆黒の外観とは全く対照的な白を基調とした,清潔感の
あふれる空間になっています。
建物についてはこれぐらいにして,「ふる川製菓」といえば,テレビでも紹介された
この商品が有名ですよね。
「夢のムース大福」です。いちごをはじめ抹茶や胡麻など,なんと10種類もあります。
食べたことのない方には,是非このもちもち,ふわふわを味わっていただきたいなぁ。
姫路菓子博覧会で外務大臣賞を受賞した「かさま姿柿」。
こちらの商品は,糖密で漬けた干し柿の中に餡を入れ羊羹でコーティングしていて,
干し柿と餡の組み合わせが何とも言えない上品な和菓子です。
「大壷もなか」は,小豆の粒餡と手亡豆きんとん餡の2種類があります。
焼き物の産地,笠間らしいその愛らしいかたちで,とても食べやすい商品です。
「かさま太鼓」は,さっくりとした食感と胡桃と胡麻の風味が豊かな餡が特徴の焼き菓子です。
その他にも,笠間の特産である栗をふんだんにつかった「栗蒸し羊羹」など,美味しいものが
たくさんあり過ぎて紹介しきれません。
総じて云えることは,小豆や黒砂糖など厳選された材料のよさが最大限に引き出されていると。
まさに,「菓匠」にふさわしい仕事ぶりです。
和菓子ばかりかと思いきや,「ブランデーケーキ」や「フィナンシェ」も人気が高く,お薦めです。
今年の9月2日に移転した「ふる川製菓」では,カフェも併設しています。
カフェスペースには大きな窓があり,白を基調とした店内は光で溢れています。
カフェというより,喫茶という感じなのかなとメニューを覗いてみると,日本茶やコーヒーなど
たくさんのドリンクメニューを取り揃えています。
最も心惹かれたのが,「もち焼きお汁粉」。
食べたいのは山々なのですが,遅めの朝食を摂ったばかりで腹ぱんだったので,
温かい「抹茶ラテ」を注文しました。
抹茶もそうですが,それに添えられた落雁にもこだわりが窺えました。
ジャズが流れる店内で,ゆったりと穏やかな時間を過ごすことができました。
豆大福と栗きんつば,味噌まんじゅうを自宅での愉しみに購入しました。
そういえば,「自家製あんこ」と「きり餅」があれば,うちでも美味しいお汁粉ができたかな。
「最中アイス」も食べたかったなぁ。
それでは,今回はこの辺で。